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イベント事例
2019.1.21

「和のあかり」展に抹茶「小倉山」協賛

累計23万人を動員のアート展、「和のあかり×百段階段2018」

美術の殿堂。ホテル雅叙園東京 

 昭和の初期に創業したホテル雅叙園東京は、平成30年に創業90周年を迎えた高級料亭をルーツとするホテルです。同時に、日本を代表する日本画家による作品をはじめ、園内に約二千五百点の美術品を所蔵、「昭和の竜宮城」とうたわれる美術の殿堂でもあります。東京都の指定有形文化財に指定された「百段階段」など、建物に施された装飾美。それは唯一無二のアート空間となり、様々な現代のクリエイターの創造の場となっています。

あかりの存在を感じるための企画展

 あかりのアート展「和のあかり×百段階段2018」は、百段階段で数多く開催される展覧会・イベントの中でも、過去3年で累計23万人を動員する人気企画展。本展は、暗闇を通じて様々なあかりの存在を感じることができる試みです。日本の色彩やかたちをテーマに、自らが発光するものだけをあかりと定義せず、暗闇のなかで、あかりをあてることで際立つ色彩・質感・造形のすべてをあかりとして見立てます。

 「祭り」「アート」「デザイン」「職人」「テクノロジー」と、ジャンルの異なる様々な分野の要素を、「あかりのアート」としてコーディネートしており、「伝統」と「革新」が交錯する東京ならではのアートイルミネーションの祭典となっています。

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「和のあかり×百段階段2018」に協賛

 この展覧会内で行われるイベントとして、雅叙園史上最大級のお茶会「和のあかり大茶会 ~oo-sanoe~ 」が開催されました。そのお茶会で使用する抹茶に、当社の「小倉山」を選定いただき、山政小山園として、協賛させていただく運びとなりました。

誰もが楽しめる大茶会

 このお茶会イベントは、同ホテル日本料理「渡風亭」内にある知られざる茶室「柏寿庵」や、閉館後の百段階段内の「和のあかり」展会場を舞台に展示品のあかり達に囲まれながらなど、魅力的なシチュエーションの中でお茶会が楽しめます。また、日本茶界をけん引するゲスト茶人が日替わりで集まり開催される10種類のお茶会や「ラテ茶碗ナビゲーター」による入門編のワークショップ「ラテ茶碗de ぜいたく抹茶体験」など、今までお茶にご縁のなかった方から、様々なお茶会に出席したことのあるお客様まで幅広くお楽しみいただける企画となっています。

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松村宗亮氏による、ねぶた礼賛茶会

 百段階段で最も豪華絢爛な「漁樵の間」 ねぶた展示前で、お茶会を行ったのは、松村宗亮氏。水鏡に照らされるねぶたの優美なあかり、その空間にこそ相反しない茶の湯の美しさがあるはず、との想いから茶会を構想されました。この茶会にあわせて、ガラスや鏡面になっているあかりと共生する茶碗、茶の薫りを感じやすい器等、この場だからこそ味わえる道具を揃えたとのこと。客と亭主が五感で感じ、場の力と相成って創り上げる時間は、一期一会のひとときになったに違いありません。

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