
山政の茶園、茶摘みがはじまりました。
我々の祖先は、江戸初期よりこの宇治の地で茶の栽培に従事し、現在は山政小山園の自園として覆い下園で上級抹茶用の碾茶(抹茶の原料葉)を栽培しています。さて、5月は茶の樹の新芽が摘採(収穫)を迎える季節。当園でも、茶摘み(手摘み)がはじまっています。
手摘みのお茶について、品質が高く風味が優れることは、よく知られます。機械により一気に刈るよりも、手で丁寧に摘むことで「新芽の美味しいところだけ」を収穫できるからだと考える方も多くおられますが、他にも大きな理由があります。
手摘みのお茶が美味しい理由。
機械で刈るためには、新芽の部分(収穫する部分)を層状に仕立てる必要があります。そのためには、収穫時期に向けて何度か樹形を整える必要があるのです。それに対して手摘みの茶樹は、自然仕立て。無理に樹形をつくることなく自然に近い形で生育させるため、茶樹を弱らせることなく元気に育ち、美味い茶が採れるのです。
むしろ、美味い茶を採るために自然な樹形で元気に育てた結果、手摘みでしか収穫できないと言った方がわかりやすいかもしれません。
ひと足早い、新茶の抹茶をお届け。
今年の5月の摘みたての新芽だけを使用した「新抹茶」を5月23日より当社出荷予定(※)です。この季節だけの爽やかな味わいを、ぜひお楽しみ下さい。通年販売の抹茶は、毎年6月1日より新茶のブレンドを上級品から順に出荷して参ります。
新抹茶 30g缶入 希望小売価格 1,620円(税込)
※製造状況により変更することがあります。当社出荷日であり、実際の販売は当社商品販売店にお尋ねください。