お茶を愉しむ

茶園だより
コラム
2023.5.1

2023 茶園だより「茶摘み開始」

5月1日手摘みはじめました。

山政の茶園で、茶摘みがはじまりました。

 我々の祖先は、江戸初期よりこの宇治の地で茶の栽培に従事し、現在は山政小山園の自園として覆い下園で上級抹茶用の碾茶(抹茶の原料葉)を栽培しています。さて、5月は茶の樹の新芽が摘採(収穫)を迎える季節。当園でも、茶摘み(手摘み)が、本日5月1日より始まりました。

熟練の摘み娘(つみこ)さんが、手際よく。

 茶の新芽は、小さすぎても大きくなりすぎても、味わいがよくありません。摘採適期(てきさいてっき)が存在します。我々は、そのベストタイミングを図り、摘み娘さんの手によって、次々と手摘みされていく様子は、まさに熟練のなせる技です。

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生芽は、蒸して乾燥させて碾茶荒茶に

 摘採した新芽(生芽)は、すぐに碾茶荒茶工場に運ばれます。工場では、蒸し機で蒸した後、碾茶炉で乾燥させることで、抹茶の原料葉「碾茶荒茶」が作られます。この工程が遅れると、生芽は酸化発酵して風味が変わってしまいます。まさに、時間との勝負。通常、摘採から荒茶製造までは、24時間程度で行わるのです。

ひと足早い、新茶の抹茶をお届け。

今年の5月の摘みたての新芽だけを使用した「新抹茶」を5月中旬より当社出荷予定(※)です。この季節だけの爽やかな味わいを、ぜひお楽しみ下さい。通年販売の抹茶は、毎年6月1日より新茶のブレンドを上級品から順に出荷して参ります。

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新抹茶 30g缶入 希望小売価格 1,620円(税込)

※天候や製造状況により当社出荷日を決定いたします。(昨年度実績:5月23日)ご購入については、当社商品販売店または、当社オンラインショップまで。

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